もうすぐ税理士試験!!年間3,000人も受験者が減少中、、、。

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コラム

もうすぐ税理士試験!!年間3,000人も受験者が減少中、、、。

暑い夏がやってきました。

今年も税理士試験がまもなく始まります。

 

税理士試験の日程

 

税理士試験は、年に1回。

 

8月の第1週目の火、水、木の3日間にわたって実施されます。

 

今年は、8月8日(火)から8月10日(木)の3日間です。

 

国税局がある都道府県【北海道、宮城県、埼玉県、東京都、石川県、愛知県、大阪府、京都府、広島県、香川県、福岡県、熊本県、沖縄県】で行われます。

 

※京都には国税局がありませんが、関西圏の受験人数が多いため受験地となっています。

 

税理士試験の受験資格

 

税理士試験には、受験資格が必要です。

 

代表的なものは、

 

①短大や大学の卒業者

「法律学」または「経済学」を履修した者

 

②専門学校の卒業者

2年以上、総授業時間が「1,700時間」以上の学校で、「法律学」または「経済学」を履修した者

 

③簿記検定の合格者

日商簿記検定1級または前掲簿記上級に合格した者

 

税理士試験の受験科目

 

税理士試験を合格するには、会計学2科目、税法3科目の合計5科目が必要になります。

 

科目はこちら↓

簿記論

財務諸表論 所得税法 法人税法

相続税法

消費税法 酒税法

国税徴収法

住民税 固定資産税 事業税

 

※青字が必須科目。黒の太字が選択必須科目。残り2科目は選択科目です。

 

また、税理士試験は、科目合格制となっています。

 

一度合格した科目は、その後も有効です。

 

そのため、1年に1科目ずつ合格を目指すという勉強方法も可能です。

 

科目合格すれば、何年以内に5科目揃えないと資格が消えてしまう・・・といった心配もありません。

 

データがある訳ではありませんが、平均合格年数は、8年~10年と言われています。

 

専門学校のパンフレットでは、2年合格者の声などの載っているので、自分もいけるのでは?と思ってしまいますが。

 

税理士業界に入って10年ちょっとですが、2年~3年で合格した人は、周りで数人しかいません。

 

短期合格しているのは、ごく少数の優秀な方のみです。

 

税理士試験の合格率

 

合格の基準点数は各科目60点以上とされています。

 

ですが、毎年の合格率が10%前後で推移しているのを見ると、実際は傾斜配点が行われる競争試験であることが分かります。

 

ちなみに平成28年度の合格率は、

科目

H28年度 合格率

簿記論

12.6%

財務諸表論

15.3%

所得税法

13.4%

法人税法

11.6%

相続税法

12.5%

消費税法

13.0%

酒税法

12.6%

国税徴収法

11.5%

住民税

11.7%

事業税

12.9%

固定資産税

14.6%

平均

13.2%

 

1科目あたりの合格率が約10%弱と、国家試験の中でも、難易度の高い試験になっています。

 

税理士試験の合格発表

 

合格発表は、毎年12月中旬に発表されます。

 

今年は12月15日です!

 

ここで晴れて税理士試験に合格しても、すぐに税理士になれるわけではありません。

 

税理士登録には、実務要件があり、税務の現場で実際に働いたことが求められます。

 

実務経験を2年以上積み、税理士会に登録することで税理士になることが出来ます。

 

税理士登録時には、

 

税理士試験とボールペン

 

実は税理士試験では、「答案の作成には、必ず黒又は青のインキの筆記用具を使用してください」とあります。

 

鉛筆やシャーペン、フリクションなど消える筆記用具は使用できません。

 

もちろん、修正液(修正テープを除く)も使えませんので、間違えたら二重線(訂正印不要)で訂正します。

 

また、問題用紙や計算用紙には、鉛筆、色ペン、消しゴムの使用が認められています。

 

受験の際は、自分の使いやすい色や太さ、感触などで手首の疲れも変わってきます。

 

たくさんあるボールペンの種類から、自分に合ったボールペンを選ぶことがポイントになります。

 

税理士受験者数が毎年減少中??

 

ここ数年、税理士の受験者数は毎年約3千人ずつ減少しています。

 

今年も受験申込者数の時点で、減っています。

 

平成28年度の受験申込者数 44,044人

平成29年度の受験申込者数 41,242人(前年比△2,802)

 

申し込みはしたけれど、当日受験しない方もいるので現時点では確定していませんが、今年も受験者の減少が止まっていないのは確かです。

 

税理士受験者の減少は、税理士を取り巻く環境の変化が要因??

 

若い世代から見て、税理士という資格に魅力を感じなくなっていることが受験者の減少に繋がっているのかも知れません。

 

≪税理士業界の実情≫

 

・昔ながらの師弟関係が強く、収入面や労働環境が厳しい事務所が多い。

・個人事務所が多いため、働きやすさが所長のカラーに左右される。

・個人事務所は、基本的には世襲制をとっているため、大きい事務所で勤務していない場合、独立するしか出世の道がない。

・資格取得までの期間が長い。(平均8年~10年ぐらい)

・広告の自由化により料金相場が下がっている。

・税理士の数が増え、競争が激化している。(平成29年6月末時点の税理士数は、76,358人)

・大規模法人による顧客の囲い込みが激しく、小規模事務所が苦境に立たされている。

 

ちょうど私が税理士試験の勉強を始めたのが、10年ほど前なのですが、その頃は今よりもインターネット広告などのネット環境の整備が整っていなかったため、従来の税理士業界の特徴が色濃く表れていたと思います。

 

一昔前の税理士事務所の特徴

 

≪一昔前の税理士事務所の特徴≫

 

・教える、教育するという考え方がない。知識や技能は見て盗むもの。

・給料が最低賃金並みに安い。

・残業代や有給消化という考え方は、基本的にない。

・欠員補充の場合、まともな引き継ぎ書がない。

・繁忙期は不夜城となる事務所もある。

・離職率がすごく高い。

・資格を取るより勤務経験が長い人の方が事務所内で強い。

 

今の時代で言うと、まさにブラック企業です。

 

ですが、厳しい反面、良い面もあったと思います。

 

≪昔ながらの厳しい税理士事務所で働くメリット≫

 

・自らで学んで成長する必要があるため、自己解決能力が高くなる。

・教えてもらうという考え方がないため、自分で調べることで税務に関して調べる力が強くなる。

・環境を良くするためには、転職するか資格を取得するしかないため試験へのモチベーションが高まる。

・絶対に合格して自分も独立するという強い意志を持つことができる。

・なんだかんだで厳しく指導されたことは、頭と体が覚えており、人生において役立つ。

 

将来、税理士として独立した後は、全て自分で解決していくことが求められます。

 

そのため、厳しい事務所で勤務しておくことで、勤務時代は大変ですが、事務所を運営していく上で役に立つスキルは確実に身に付くと思います。

 

現在試験勉強中の受験生に知っておいて欲しいこと!!変化している税理士業界。

 

『受験者が激減中の税理士業界。これからの税理士に必要なことは??』

 

美容室さんなども一昔前と今ではずいぶん労働環境に変化があるようです。

 

美容室のおかれる労働環境の変化については、こちらのコラムに。

 

『GPSアプリで未払残業代を請求される時代到来!!美容室の労務管理できていますか??』

 

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